腰痛予防はダイエットにも効果的
人ひとりを面倒みるというのは、本当に大変なことです。たとえそれが仕事であってもです。私は介護施設で仕事をしていますが、寝たきりの人の身体を起こすだけでも腰にきます。オムツ交換の時の中腰の姿勢も、地味に腰へきます。入浴介助は汗だくになったり腰が痛くなったり、いつこっちが介護される身になるか不安になるときもありました。もちろん、腰への負担だけでなく、1日中動き回る仕事なので体力が持つのかと不安に思う方もいると思います。
私は先輩や同業者から、入職時に予防方法や腰痛対策を教わっていたため、今のところは「腰痛」というほど痛くならずに済んでいます。基本的には、適正な姿勢で処置をする・普段から姿勢を正すなど、身近なことながらも毎日の動きに注意することが大切です。それに加えて、腰周りの筋トレやストレッチも毎日欠かすことができません。今からトレーニングも兼ねてやっておけば、将来自分が寝たきりになることや本格的に腰を痛める可能性も少なくなると思い、腰が痛くなくても続けています。しかも、お腹周りにほどよく筋肉がついて引き締まり、みるみるうちに体型がよくなりました。まさしく、腰痛予防とダイエットの一挙両得です。1日中動いていることも、元々飲食店で動き回っていた私からすると特別負担になることはなく、むしろどう効率よく動くかということを考えながらできるので楽しいです。
長年勤めて少し腰痛気味な先輩は、たまに自分へのご褒美も兼ねてマッサージへ行ったり、腰痛ベルトやクッション・クッション性の高い靴などを利用して自分を労わっているようです。実際に入職すると、腰の痛みへの不安よりも、ダイエットにもなってラッキーなどとポジティブに考えることができます。